荒木経惟「左眼ノ恋」です。購入以来大切に保管してきましたが、画像2,3枚目のように、保管による経年劣化が見られます。あくまでも素人保管の品であるため、神経質な方や完品をお求めの方はご購入をお控えください。事情により出品に至りましたこと、古書店やサイトでもほとんど見かける機会がない貴重な一冊であることを踏まえまして、この値段設定をしております。大幅な値段交渉には対応しかねますが、ご質問等あればお気軽にお尋ねください。タカ・イシイギャラリーでの荒木経惟展「左眼ノ恋(Love o the Left Eye)」展に際して限定300部で刊行。前立腺癌から回復したにもかかわらず、その後、右眼の視力を失った荒木経惟。たとえ片方であっても、写真家として視力を失うという事実は少なからず重かったはず。しかしそうした状況にあっても、そうしたネガティブな要素を逆に利用した荒木らしい作品。自分の視界を再現するかのように、写真の右側を黒く塗りつぶしているのだ。同様に辛い状況に置かれ沈んでいる人たちを励ますような作品に思えてならない。タイトルは、荒木経惟が若い頃に影響を受けたエド・ヴァン・デル・エルスケンの名作「セーヌ左岸の恋(Love o the Left Bak)」にかけたもの。なお、本書は個展会期中に品切れとなった。ソフトカバー。Taka Ishii Gallery, 2014限定300部