動作問題無し 目立ったキズはございません POT(Prince of tone)は、2003年11月にリリースされた King of Tone の威厳ある『音』を継承すべく開発されましたが、王を継ぎつつも、王子らしく次代を担う新しさ(改良点)も兼ね備えています。POTに付加されたデザイン、音の特徴、守備範囲の広さなどを紹介します。 King of Toneの半分程度の横幅のケースに、King of Tone譲りの紫色(皮模様風表面仕上げ)+輝く金色文字のロゴを纏います。 王家の紋章『コンパスロゴ』の中心に搭載されたLEDが、エフェクトON時に赤く光ります。この配置にこだわるため、フットスイッチの位置を工夫し、電池は他のペダルでは全くと言ってよいほど採用されない縦位置に収納されます。 入力と出力のジャックに加え、AC/DCアダプター入力ジャックもTOPサイドに搭載されます。これにより、2台はおろか何台でも隣り合わせに配置することが可能です。2台並べれば King of Tone Ver.4 と同等となります。 パネル面に標準搭載されたモード切替えスイッチ(OD,BOOST,DISTの3種類)により、3通りの基本音色を選択することができます。 ODモード:King of ToneのOverDriveモード(Ver.4でREDサイドに標準設定)の音と同等です。 BOOSTモード:King of ToneのCleanモード(Ver.4でYELLOWサイドに標準設定)の音と同等です。 DISTモード:POT独自の改良版であり、咆えるような響きと独特のMarshall風の倍音と鳴りが特徴です。 内部に実装された小形DIPスイッチにより、新たな音の守備範囲が与えられています。 DIP-SW1:LO-MID liftスイッチ、中低音域を少し持ち上げます。 DIP-SW2:TURBOスイッチ、より一層音が圧縮され、濃厚な音色が得られます。 両方をONにすると、DISTモードとの相性が抜群です。 POTでは複数台のペダルの同時利用(手前からPOTをブースト)で得られる音についても開発時に考慮されており、控えめな歪み感であった King of Tone に比べて、極めて濃厚な歪みの領域までもが守備範囲となっています。