■ 象頭（ぞうとうじこう） ■

商品説明
■日本 殷時代後期■
■高さ20cm 長さ30cm 幅11cm 重さ約3kg■

■ じこう として分類される青銅器は、禽獣の頭と背が蓋、喉が注ぎ口となり、尾には小動物をかたどった把手をつけ、圏台あるいは四脚をもつ盛酒器です。商（殷）末から西周中期に盛んで、器面全体が空想と実在の動物で飾られるのが特徴です。このは、蓋が象と饕餮文（とうてつもん）の組み合わせ、半環状のは鳥の側面形を基本として、その鳥の後頭部を把手の上の付け根から頸を伸ばした怪獣が齧り付き、鳥の下半に下から角のある獣が喰いつく複雑な意匠です。器表は、饕餮（とうてつ）、龍（きりゅう）、龍（きりゅう）、虎、兎など繁褥（はんじょく）な獣文と地の雷文（らいもん）で埋められていますが、鋳上（いあが）りはとても鮮明です。 末期の例には、蓋でなく器に獣頭のつく、水器である（い）にも流に獣頭のつくものがあり、また蓋を除いたの器形はに類似し、両者が器形の変遷上深い関係にあることが窺われます。 商品について表千家茶人の秘蔵コレクションです。
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