FMの受信周波数範囲は、日本仕様の76.0MHz~90.0MHzです。 ワイドFM(AM放送のFM補完放送:90.1MHz~94.9MHz)には対応しておりません。 (アナログチューナーなので、91.6MHz程度までは受信できていますが、帯域外なので保証はできません。 現状、東京地区では、TBS:90.5MHz, 文化放送:91.6MHzが確認できました。 但し、91.6MHzは上の周波数から 下げてきた場合、ブレーキ機能は働きません。 下から上げて行った場合のみ働きます。) サイズは、438mm x 290mm(325突起物含む) x 78mm(足含む) (幅 x 奥行き x 高さ) 重さは、約7.2kgとずっしり重いです。 その他の情報は、ネットにてご確認願います。
LUXMANのFM TUNER T-12 の品で修理、清掃、メンテナンス、調整済みです。
出品は、T-12(前期)の本体のみです。(写真に写っている他の機器は含みません。)
後期のモデルでは、Muteのレベル設定用のボリュームが背面に追加させていますが、本機にはありません。
よって、チューニングノブを回している時に弱い局でも反応してブレーキが掛るので多少面倒です。
ただ、前期のものはブレーキの反応が早くロックは正確確実です。
Luxman T-12は、前期と後期、その他、マイナーチェンジのものが存在する様です。
前期のものは、ロック後、内蔵の水晶振動子に同期する様にAFCが差動しますが、
後期のものは、内蔵の水晶振動子を参考にロック後、緩やかに放送局の周波数を追いかけるようにAFCが差動します。
よって、前期のものはシンセサイザーチューナーと同様に内蔵の水晶振動子を基準として100kHz毎に同期します。
FMの受信周波数範囲は、日本仕様の76.0MHz~90.0MHzです。
ワイドFM(AM放送のFM補完放送:90.1MHz~94.9MHz)には対応しておりません。
(アナログチューナーなので、91.6MHz程度までは受信できていますが、帯域外なので保証はできません。
現状、東京地区では、TBS:90.5MHz, 文化放送:91.6MHzが確認できました。 但し、91.6MHzは上の周波数から
下げてきた場合、ブレーキ機能は働きません。 下から上げて行った場合のみ働きます。)
サイズは、438mm x 290mm(325突起物含む) x 78mm(足含む) (幅 x 奥行き x 高さ)
重さは、約7.2kgとずっしり重いです。
その他の情報は、ネットにてご確認願います。
1977年の後半に発売されたモデルで、非常に上品なパネルデザインのFMチューナーだと思います。
周波数文字盤もアナログ時計の目盛りの様に金色に輝いており綺麗です。
この機器の特徴は、以下の2点です。
1)クォーツロック方式を採用したFMステレオチューナー。
アナログチューナーでありながら、内部に水晶による基準周波数を持っており、100kHz毎の放送局の
周波数にロックインします。
2)アキュタッチ機構を搭載しています。
チューニングノブを回している時に、放送局が見つかると電磁石でチューニングノブにブレーキを掛け、
最良のチューニングポイントに止める機構です。(操作者がチューニングノブを回そうとしているところに
強制的にブレーキを掛けるというある意味野蛮な機構ですから、使い易いか否かは、好みによると思います。)
クォーツロックとアキュタッチ機構を併用すると中心周波数に正確にロックします。(この機種の謳い文句)
ただ、アキュタッチ機構のブレーキ機能をOFFにして置いても、クォーツロックをONにして置き、
ロックインジケータLEDが点灯したところで止めれば、AFCで正確な周波数にロックします。
自作のワイヤレスマイク等、100kHz毎にない局には、クォーツロックをOFFにしてアキュタッチ機構のみにて
選局できます。(この時の周波数安定度は、LO発振器のフリーラン安定度に依存します。)
以下の修理を行っております。
1)IF_Amp、FM検波用のIC(HA11211,日立)が壊れていましたので交換してあります。
この機種では、壊れやすい部品の一つです。 電源電圧がICの絶対最大定格を超えているのも
故障の原因かも知れません。 今回、IC交換と同時に対策をしてあります。
抵抗で電圧を下げて使用していますが、多分設計時よりICの消費電流が減少して、その結果、
抵抗での電圧降下分が減り、ICに供給される電圧が上がってしまったものと推測しています。
この当時、ICのダイサイズのシュリンクが行われており、消費電流が減っています。
以下の改造をしてあります。
1)周波数表示板の照明を電球(BA9S 3W 12V 2個)から、LEDに変更してあります。
これにより、消費電力が約20.7W(銘板表示定格は20W、カタログ22W)から、14.3Wに下がり発熱が少なくなっています。
LEDは、高輝度のものを使用し、ディレーティングして使用しているので高寿命が期待できると思います。
下記の調整をしてあります。
1)検波同調点
2)RFのフロントエンドのトラッキング
(優秀なフロントエンドで同調は40年以上経過しているにも関わらずほとんどズレていませんでしたが、
FM補完放送が少しでも聴ける様に上側の周波数に余裕が出る様に調整し直しました。)
3)Stereo MPX部
4)その他、調整できる点は全て
調整時に内部の基板の簡単な清掃を行ないましたので内部も比較的綺麗です。
正面パネルも一回分解して、文字板、透明アクリル板の裏側も清掃していますので綺麗です。
調整してありますので、周波数指針も目盛りに比較的良く合っています。
調整は78MHzと88MHzで目盛りと指針が合う様にトラッキング調整をしてありますが、アナログチューナーなので
その他の周波数ではバリコンの周波数非直線性により100kHz程度のずれが発生する周波数もあります。
背面のオーディオ出力レベル調整用ボリュームは海外製の新品に交換してあり現時点でガリはありませんが、
保証はできません。
調整に際しては、FM-Stereo信号発生に、MegroのMSG-2170を使用し、
変調用のSGには、Agilent(現:Keysight)のHP-8657Bを使用しました。
ステレオセパレーションについては、調整時(83MHz)に置いては、LR共に60dB程度取れておりますが、
調整した周波数以外では、59dB程度になることもありました。(@1KHz, 100% Mod.)
(調整時:LからR:64.62dB, RからL:63.59dB、この値は、レベル計で測定した値で、
高調波、ノイズも含む値であり、1kHz成分のみなら70dB近く取れておりました。)
また、変調用のSGの機種を変更することでも多少変化するため値を保証するものではありません。
IF_Filterの特性も比較的良好で、歪み率も良好でした。
(Wide:0.045% @1kHz Stereo, 0.037% @1kHz Mono +70dBu: HP8903B HPF:400Hz,LPF:15kHz)
(Narrow:0.16% @1kHz Stereo, 0.15% @1kHz Mono +70dBu: HP8903B HPF:400Hz,LPF:15kHz)
L/Rの出力レベル偏差は、固定出力で、Rch=0dBとして、Lch=+0.04dB,
CAL信号は、Rch=-6.01dB, Lch=-6.01dB, 402.1Hzでした。
信号強度表示(LED)と入力レベルの関係は概ね以下の通りでした。(温度で変わります。)
1個: 22dBuV~30dBuV
2個: 31dBuV~35dBuV
3個: 36dBuV~39dBuV
4個: 40dBuV~59dVuV
5個: 60dBuV~
(信号を小さい方から徐々に上げて行った場合の反応で、下げて行った場合は数dBのヒステリシスがあります。)
製造から約40年近く経過するものですから、再調整無しで動作していても初期の性能を期待するのは難しいと思います。
今回出品しているものは、調整して動作を確認してありますので少しは安心しして頂けると思います。
電気的な性能については、特に問題なく素性の良い個体だと思います。
外観については、パネルのシルク印刷で1文字はげかかっている文字があります。 (QUARTZの"Z") (写真-3)
チューニングノブの左側付近に少し目立つ傷があります。(写真-4)
背面のシリアルナンバーが書かれているシールが痛んでおり読めなくなっています。
その他は、品ですので上記の他にも多少の傷がありますが、全体的にまあまあ綺麗だと思います。
特に外観を重視される方は、必ず、写真にて確認をお願い致します。
送料は落札者様で御負担をお願い致します。
また発送はクロネコヤマトの宅急便または、ゆうパックの発払い(サイズは120cm)を予定しております。
沖縄県以外は、原則クロネコヤマトの宅急便を予定しております。 もちろん、ゆうパックも対応させていただきます。
(ゆうパックは、窓口営業時間(また、土日、祭日は発送)の関係で多少発送が遅れる場合があります。)
各種割引を適用すると全体的に宅急便の方が安くなると思います。
(宅急便の例:南東北、関東、信越、北陸、中部:1345、北東北、関西:1444、日本、四国:1543、九州、北海道:1741)
※※※沖縄県は、原則ゆうパック(2,050)になります。※※※ もちろん、宅急便も対応可能ですが、2,632と割高です。
ゆうパックは、東京都からサイズ120cmの持ち込み割引で、お調べ願います。
商品到着時に全く動作しないなどの時は、品と言う事もあり代替品の用意が出来ないため、
商品代金、送料及び振込手数料の返金までの責任とさせて頂きます。
ただし、この場合も改造したり、内部を開けたり調整した場合は対応できません。
問題があった場合は、内部を開けずにまずはご連絡をお願い致します。
大変申し訳ございませんが、ご落札後72時間以内に何らかのご連絡をお願い致します。
ご連絡がない場合、不本意で残念ですが【落札者削除】をさせて頂く場合がございます。
また、本商品はオークション代行業者様(特に海外発送)の入札は固くご遠慮願います。
本商品は、日本仕様で海外では使えません。
また、取引後、サポート等が必要な場合があり対応できないためです。
落札されましても、落札者都合で取り消させて頂く場合がございます。
この場合、システムから自動的に落札者様の評価に「非常に悪い」が付いてしまいます。
また、評価で「悪い」、「非常に悪い」の割合の多い方が入札されても、その内容を確認して
取引に不安を感じた場合、入札を削除させて頂く場合があります。
また、不明事項は、必ず、入札前に質問にてご確認願います。
入札後、落札後に、お取引きの成否に関わる様なご質問はお受けできません。
出来るだけ長く使って頂きたいと思ってメンテナンスしておりますので、
良い環境で大切に使って頂ける方の入札をお待ちしております。
どんなに性能の良いチューナーでもアンテナから入力された信号以上になることはありません。
チューナー内部でどれだけ劣化させずに音として出力できるかがチューナーの性能です。
良い音で聴いて頂くためには、アンテナが重要です。 室内アンテナはあまり推奨できません。
また、ケーブルテレビ(CATV)もあまりお勧めできません。
ケーブルTVに接続する場合は、ご入札前に各自適合性をご確認願います。
CATVで受信問題が起きた場合、ご落札頂いた商品自体の問題なのか、CATV関連の問題なのか
の切り分けが難しいので、CATVにつないでご利用をご計画の方は自己責任でお願い致します。
落札後のCATV関連の質問は申し訳ございませんが一切お受けできません。
CATVでお使いになった場合の問題点の一例として、Muteが効かない場合があります。
これは、CATVで放送の無い周波数でも、ノイズレベルが高く、Sメーターが少し振れる場合があります。
本機の場合、Sメーターの信号強度とセンターメーターの中央でMuteを解除しているのですが、
ノイズの場合、センターメーターはゼロなので、ノイズでもSメーターが振れていれば、Muteが
開いてしまいます。
(本機は比較的弱い電波(12dBuV)でもMuteが開くのでこの問題が起きやすいかも知れません。)
そしてこの問題は、光ケーブルを使用している場合に多く発生する可能性があります。
これは、ほんの一例ですが、CATV会社は千差万別で、千差万別の問題が発生する可能性があります。
特に鉄道系、地域コミュニティー系は予想外の問題が発生する場合があります。
また、他社と合併したCATVも特別な設定が必要な場合があります。
また新たな部屋に引っ越されて、「部屋に用意されたアンテナ端子に接続したが受信できない」
と言う様な漠然としたご質問にはお答えできません。
接続を予定するアンテナ端子に来ている電波は、
①自前のアンテナなのか、②共聴システムのアンテナなのか、③ケーブルテレビなのか、
落札者様ご自身が理解できていない方、また、問題発生時に落札頂いた本体に問題があるのか
否かの切り分けの出来ない方の入札は固くお断り致します。
本機は、1977年後半に発売されたモデルで、40年以上経過した製品です。
ビンテージのアナログチューナーに理解のあるマニアの方の入札をお待ちしております。
アナログビンテージ品は、30年~40年以上経過しているものであり、本来の寿命は終わっていてもおかしくないものです。
メンテナンスしているとは言え、全部品を交換している訳ではないので修理しながら使うという覚悟も必要と思います。
この商品は、ご希望があれば、将来、再調整が必要になった場合のメンテナンスを適価にてお受け致します。
よろしくお願い致します。